キーワードを選定してブログ記事を書くことはとても重要です。
キーワード選定を間違えた記事は、ユーザーのアクセスが見込めないから。
そんな悩みがあることでしょう。
そこでこの記事では、初心者がブログキーワードを適切に選定する方法を解説!
また、キーワード選定に便利な以下3ツールについて、無料での使い方もご紹介します。
- ラッコキーワード
- Ubersuggest
- Googleキーワードプランナー
この記事をお読みになると、収益月5万円に近づくスキルが身につきますよ!
ブログ記事のキーワード選定をする重要性
記事を書く際に、なぜキーワードを選定をすることが重要なのでしょうか。
それを知るには、まず読者があなたの記事にたどり着く過程を理解することが第一です。
読者は以下のプロセスを経て、あなたの記事にアクセスします。
- 疑問や悩みに関するキーワードを検索エンジンの検索窓に打ち込む
- 検索結果の記事がデバイス画面に表示される
- 検索したキーワードに対する答えが書かれていそうな記事をクリックする
あなたもふだん検索する時は上記のようにしていますよね。
キーワードを選定せずに記事を書くと、何について書かれている記事なのか、はっきりしません。
そうなると、あなたの記事は検索結果の上位に表示されなくなります。
その結果、記事にアクセスが集まることはなく、当然収益が発生することもないのです。
このことからキーワード選定は、ブログで稼ぐ上でとても重要な要素と言えます。
キーワード選定における初心者にありがちな失敗
このパートでは、初心者がキーワード選定するときに、よくやってしまう失敗を2つご紹介します。
以下のようなキーワードを選定すると、稼ぐのは難しいので気をつけてください☟
- 検索需要がないキーワード
- 競合が強いビッグキーワード
それぞれ詳しく解説します。
検索需要がないキーワード
そもそも検索する人がほとんどいなければ、ブログ記事を見に来てくれる人も少ないわけです。
マニアックすぎるのは厳しいです。
例えば、キーワードを「○○3丁目公園 遊具」として、近所の公園の遊具を紹介する記事を書くとします。
この記事をどれくらいの人が検索してくれるでしょうか。
なんの変哲もない普通の公園なら、検索需要はほとんど0でしょうね。
ブログ記事を読んでくれる人がいなければ、当然稼ぐことはできません。
競合が激しいキーワード
検索需要が大きいキーワードはたくさんの人が読んでくれるので、稼ぎやすいのは事実です。
しかし、儲かるキーワードは誰もが狙っているので、競合が激しくなり記事を上位表示させる難易度が高いんですよ。
例えば、キーワードを「置き換えダイエット おすすめ」として、置き換えダイエットのおすすめの方法を記事にする場合。
このような比較的大きなキーワードは、運営者が以下のような信頼性の高いサイトでないと上位表示しません。
- 楽天市場
- 大企業が運営する情報サイト
- ヨガ教室を運営する大企業
残念ながら一個人が上記のような企業と戦うことは不可能です。
ですから、検索需要が大きく競合が激しいキーワードを選定すると失敗してしまいます。
ブログキーワードの選定方法
このパートでは、具体的なキーワード選定の方法を解説します。
手順は以下の通りです。
- ブログのテーマに沿ったメインキーワードを決める
- サジェストキーワードと関連キーワードを抽出する
- 月間検索回数を調べて必要なキーワードを洗い出す
1つずつ解説します。
ブログのテーマに沿ったメインキーワードを決める
まずは、あなたのブログのテーマに沿ったメインキーワードを決めましょう。
このブログの場合、読者に電子書籍ストアを紹介して、電子書籍サービスを申し込んでもらうのが目標。
ですからキーワード「電子書籍 アプリ おすすめ」の記事を書いて、最終的には読者にその記事を読んでもらいたいわけです。
例として、メインキーワードを「電子書籍 アプリ」とします。
今回は、初心者向けにメインキーワード「電子書籍 アプリ」の2語を採用。
中級者向けなら、メインキーワードは「電子書籍」の1語キーワードです。
本来なら「電子書籍」としたほうが、検索回数が多くなるので、稼げる金額も大きくなります。
ですが必要な記事数が多くなり、競合も増えて稼ぐ難易度が上がるため、あえてメインキーワードを「電子書籍 アプリ」の2語としました。
なお、ブログテーマの決め方については、以下の記事をご覧になってください☟
サジェストキーワードと関連キーワードを抽出する
キーワードを決めるにあたって、まずはサジェストキーワードと関連キーワードを抽出します。
サジェストキーワードというのは、Googleの検索窓にキーワードを入れたときに表示される、候補キーワードのことです☟
関連キーワードというのは、検索結果のページの最下部に表示されるサジェストキーワードに関連するキーワードのことです(サジェストキーワードと被っているものもあります)☟
ところで、サジェストキーワードと関連キーワードを合わせると、かなりの数になります。
全部手動で調べると大変ですから、キーワードを一括で取得できるラッコキーワードを利用します☟
検索窓にキーワードを打ち込んで検索をかけると、サジェストキーワードと関連キーワードを一括で取得できますよ。
キーワードは「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックするとコピーできます☟
無料で検索できるのは1日5回までです。
無制限に利用するには、メールアドレスのみで無料登録してください。
月間検索回数を調べて必要なキーワードを洗い出す
次に取得したキーワードの月間検索回数を調べて、記事に必要なキーワードを洗い出します。
月間検索回数は、以下のどちらかのツールを利用するとよいですよ。
- Ubersuggest ※機能に制限はあるものの、初心者は無料版を利用すると良い
- Googleキーワードプランナー ※無料版はざっくりした月間検索回数がわかる。正確な数値を知りたい時は1ヶ月200~300円で有料利用するとよい
初心者は「Ubersuggest」か「Googleキーワードプランナー」の無料版、脱初心者はできれば「Googleキーワードプランナー」を有料で使いましょう。
Ubersuggest
Ubersuggestに行き「電子書籍 アプリ」を検索して「キーワード候補を全て見る」をクリックします☟
以下の画面で、おおむねボリュームが50以上のキーワードで記事を書くと良いです。(ただし、関係ないものは除外します)☟
収益性の高いキーワードは、ボリューム欄の右横の「CPC」欄の金額を見るとわかりますよ。
これらのサジェストキーワードで月間検索回数が多いものは「まとめ記事」用。
月間検索回数が少ないものは「詳細記事」で使うキーワードとなります。
- まとめ記事とは、1つの題目を広く浅く網羅的に扱った記事
- 詳細記事とは、1つの分野を狭く深く専門的に掘り下げた記事
一般的には「まとめ記事」を「ピラーコンテンツ」、「詳細記事」を「クラスターコンテンツ」と呼びます。
まとめ記事と詳細記事に関しては、別記事で詳しく解説します。
「まとめ記事」に関連する「詳細記事」のキーワードは、月間検索回数の多いキーワードで再度検索をかけて抽出します。
「電子書籍 アプリ おすすめ」で検索すると以下のようなキーワードが抽出されるので、詳細記事用として確保してください☟
この画面で「関連」に切り替えて、さらに「詳細記事」に使えそうなキーワードを抜き出します☟
Ubersuggestでキーワードをコピーする際は「クリップボードにコピー」をクリックします。
「CSVで出力」でもOK。
たまに文字化するときがありますが、適切に修正してください。
取得したキーワードは、例えば以下のいずれかのツールに転記し、整理しておきましょう。
- Googleスプレッドシート
- Microsoft Excel
- アプリのメモ帳
- 手書きのメモ
月間検索回数も転記しておいてくださいね。
その際、関連するキーワード同志を同じ組み分けにして分けておくと後々便利です☟
上記で「1」と「10」は「まとめ記事」のキーワード。
「2」~「8」と「11」~「16」はそれぞれのまとめ記事内で言及する「詳細記事」のキーワード。
まとめ記事から各詳細記事へ内部リンクを設置し、団体戦でSEOキーワードを攻略するのがセオリーです。
上記の例では、若干月間検索回数が少ないですね。
稼ぎやすいのは月間検索回数が100~のキーワードとなります。
先述しましたが、あくまで目安なので、あなたのブログに必要な場合と稼ぎやすいキーワードなら月間検索回数は気にせずに採用してください。
Googleキーワードプランナー
ここからは、無料でGoogleキーワードプランナーを利用して、キーワード選定する方法をご紹介します。
まずは、Googleキーワードプランナーに移動してください。
この画面で、「キーワードプランナーに移動」をクリック(Googleアカウントにログイン必須)☟
「エキスパートモードに切り替える」をクリック☟
「キャンペーンなしでアカウント作成」をクリック☟
キャンペーンとは、Google広告を出す際の細かな設定を指します。
今回は、キーワードプランナーを利用するだけなので、「キャンペーンなし」でOK。
念のため「ビジネス情報」が間違いないかを確認して、「送信」をクリック☟
これでGoogle広告のアカウントが作成できました。
ここからは、キーワードプランナーの利用方法を解説します。
「アカウントを確認」をクリック☟
「ツールと設定」をクリック☟
「キーワードプランナー」をクリック☟
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリック☟
ラッコキーワードの「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックしてキーワードをコピー☟
コピーしたキーワードをここにペースト☟
「開始する」をクリック☟
「月間平均検索ボリューム」をクリックして検索回数が大きいキーワード順に並べ替えましょう☟
画面上部右端の「下向き矢印」をクリック☟
「過去のプラン指標」の「Googleスプレッドシート」(Excelに貼り付けたい場合は「.csv」のほうをクリック)☟
「ダウンロード」をクリック☟
「スプレッドシートを開く」をクリック☟
「スプレッドシート」にキーワードを貼り付けられました☟
上図に記載の通り、D列の例えば「500」は、月間検索回数「100~1000」を表しています。
D列で空欄のキーワードは、月間検索回数が極めて小さいので、原則キーワードに選定しません。
ただし、ブログに絶対必要だったり収益性の高いキーワードは選んでもOK。
まずは読者満足度の高い記事を書くことに集中せよ
ここまでキーワード選定の方法を解説しましたが、初心者のうちは難しく感じるかもしれません。
まずは、あなたのブログテーマのなかで、ぜったいに必要な記事を書いてください。
その記事を書く際は、キーワード選定を意識するより読者満足度の高い記事を書くことに集中しましょう。
高品質な記事を書いていけば、記事の中のキーワードが自然と評価されますから。
ブログに最低限必要な記事を書いてしまったあとに、先述した方法でキーワード選定をし、記事を書いて行くのがおすすめ。
その時は、月間検索回数100~1000、あるいは1000以上のキーワードを選定すると稼ぎやすくなります。
ただし、読者の疑問や悩みを解決する価値提供こそがブログの本質。
それができてはじめて対価をいただけることを忘れないように。
SEO対策でキーワード選定した記事だけを並べても、読者の悩みを網羅的に解決できるブログにはならないことを肝に銘じておいてください。
なお、SEO対策については、SEO対策のやり方は?初心者が自分でできる効果のある方法を解説の記事で詳しく解説しています。
ブログキーワード選定方法のまとめ
本記事の内容を簡単にまとめます。
記事にアクセスが集まるかどうかは、キーワード選定にかかっています。
例えるなら、以下のような魚釣りと同じようなもの☟
- 魚がいない場所で糸を垂らしても釣れません ☞ 需要がないキーワードは記事を読んでくれる人が少ない
- 大きな網で魚を刈り取っている漁船のそばで一本釣りしても釣れません ☞ 大資本が参入しているビッグキーワードで記事を書いても勝負にならない
ただし、ブログ立ち上げ時に、キーワード選定ばかりに目を向けるのはおすすめしません。
読者が満足するブログ作りが優先だから。
キーワードは後からついてくるくらいの気持ちで、まずはブログに絶対必要な記事を投入しましょう。
ブログに最低限必要な記事をある程度書き終えたら、以下の手順でキーワード選定して記事を書いて行ってください☟
- ブログのメインキーワードを決める
- 「ラッコキーワード」を利用しサジェストキーワードと関連キーワードを洗い出す
- 月間検索回数の調査ツールを活用して記事に必要なキーワードを選定する
キーワード選定は記事作成の入り口です。
適切なキーワード選定ができるようになったら、収益月5万円へのハードルを1つ越えたと言ってよいでしょう。
※クリックで月5万円稼ぐ仕組みの記事へ