ブログ記事を書く際は、まずはキーワードを選定します。
そして、そのキーワードの検索意図に応える記事を書いていけばよいのです。
検索意図って言葉じたい聞きなれないし、難しそうですよね。
そこでこの記事では、キーワードから検索意図を調べる方法を4つご紹介!
さらに、SEOに効果的な検索意図を網羅した記事の書き方まで解説します。
- 顕在ニーズと潜在ニーズ
- 潜在ニーズをあぶり出す方法
- キーワードから検索意図を調べる方法4選
- すべての検索意図に応えるコンテンツ作り
本記事をご覧になると、SEOで上位表示する記事を書けるようになるので、稼ぎやすくなりますよ。
SEOで重要な検索意図を理解しよう
ブログ記事を書く前にすることは、まずキーワード選定。
次に、キーワードに対するユーザーの検索意図を考えることです。
このあと詳しく解説します。
検索意図とは
検索意図とは、読者が「あるキーワードで検索をした目的」です。
例えば、「メンズ ショート ビジネス」と検索した場合、読者の検索意図は以下のように考えられます。
- ビジネスシーンに向いているメンズのショートヘアスタイルを知りたい
ですから、このキーワードで記事を書くなら、いくつかの髪型を画像とともに紹介していくコンテンツがメインです。
しかし、検索意図を以下のように読み違えて記事を書いてしまうと、SEOで評価されないため「ボツ記事」となります。
- ビジネスシーンでメンズのショート丈ジャケットがマナー違反か知りたい
キーワードごとの検索意図の数
実は、キーワードによっては検索意図が1つでない場合があります。
というか、1つでない場合が多いのです。
例えば、キーワードを「みずほ銀行 atm 手数料」とすると、以下のような検索意図が考えられます。
- みずほ銀行のATMで振り込みをする時の手数料を知りたい
- みずほ銀行の口座からATMを使って預金を引き出す手数料を知りたい
- みずほ銀行のコンビニATMの利用手数料を知りたい
それでは、キーワードを「みずほ銀行 atm」とすると、どうでしょう。
上記に加えて、以下のような検索意図も考えられます。
- みずほ銀行のATMがある場所を知りたい
- みずほ銀行のATMが稼働している時間を知りたい
- みずほ銀行のキャッシュカードの1日に利用できるATM利用限度額を知りたい
さらに検索意図が増えましたね。
さらにキーワードを「みずほ銀行」とすると、数えきれないほどの検索意図が考えられます。
これらからお分かりのように、キーワードによって、キーワードの検索意図の数は1つではなく複数あることが多いのです。
顕在ニーズと潜在ニーズ
ユーザーは、「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」という2種類のニーズ(目的)を持って検索します。
- 顕在ニーズ ※検索ユーザーが自覚している目的
- 潜在ニーズ ※検索時点では気づいていないが最終的に解決したい目的
顕在ニーズは、まさに検索ユーザーが知りたい直接的な目的です。
ですから、顕在ニーズはユーザーの検索意図となります。
前述した、みずほ銀行の検索意図はすべて、顕在ニーズです。
それに対して、潜在ニーズは、ユーザーが最終的に解決(達成)したい目的であり、検索した時点では自覚していない検索意図と言えます。
それでは、1つ例題を挙げます。
キーワード「クローゼット 収納」から検索ユーザーの検索意図を、顕在ニーズと潜在ニーズに分けて考えてみてください。
検索意図は1つではありませんが、答えの1例は以下の通りです。
- 顕在ニーズ ※クローゼットに洋服を整理して収納する方法を知りたい
- 潜在ニーズ ※知らずに同じような服を買って後悔したくない
検索ユーザーは持っている洋服をクローゼットに上手に整理して収納したいというニーズがあると思われます。
それは、ユーザーが自覚している顕在ニーズです。
誰もが気づく検索意図ですね。
ここで、ユーザーは最終的に何をしたいのかを考えます。
考えるのに有効な方法は、以下のように「なぜ」を繰り返して深掘りすることです。
どの服がどこにあるか把握できないと困るから。
買った服の存在を忘れていて同じような服を買ってしまうから。
同じ服は2着も要らないし、お金のムダだから。
ユーザーは、意図せず同じような服を買い、無駄遣いをして後悔したくないというニーズがあるのです。
それは検索した時点ではユーザーが自覚していなかった潜在ニーズ。
このように潜在ニーズも推測して提示すると、ユーザーの満足度が大きくなります。
ユーザーの満足度が大きくなると、SEOにも非常に有効です。
なぜなら、Googleは検索ユーザーに120%満足してもらえる検索エンジンであり続けたいから。
Googleの理念を一部抜粋します☟
Google は、全世界のユーザーがまだ具体的にイメージしていないニーズを予測し、新たなスタンダードとなるサービスを作り出しています。(中略)
つまり、現状に満足しないことが Google のすべての原動力となっているのです。(出典:Googleが掲げる10の事実)
ユーザーが満足すると、「またGoogleで検索しよう」って思うはず。
痒い所に手が届く検索エンジンは、「おもてなしの心」に通じるのです。
ですからブログで稼ぐためには、潜在ニーズを満たす検索意図まで考えて記事を書くことが不可欠と言えます。
キーワードから検索意図を調べる方法4選
記事を書くうえで検索意図が重要なことがわかったことでしょう。
このパートでは、検索意図の調べ方4つを解説します。
- サジェストキーワードを調べる
- 検索して上位の記事を読み込む
- Yahoo!知恵袋の質問を見てみる
- ペルソナを設定して考える
サジェストキーワードを調べる
一番手軽なのは、サジェストキーワードを調べる方法です。
サジェストキーワードは、検索窓にキーワードを打ち込んだ際に出てくる候補キーワード☟
キーワード「カレーライス じゃがいも」で検索すると、上図のように多くのサジェストキーワードが出現します。
例えば、サジェストキーワード「カレーライス じゃがいもなし」「カレーライス じゃがいも切り方」「カレーライス じゃがいもすりおろし」「カレーライス じゃがいも代わり」があるので、検索意図のいくつかは以下のように考えられます。
- カレーライスにじゃがいもなしってアリだろうか
- カレーライスに入れるじゃがいもの切り方を知りたい
- カレーライスにじゃがいもをすりおろして入れるとどんな味なのか
- カレーライスに入れる食材で、じゃがいもの代わりになるものを知りたい
ほかにもサジェストキーワードがありますので、ほかの検索意図も考えられますね。
検索意図を調べるのにサジェストキーワードを利用するのはお手軽です。
しかし、サジェストキーワードから顕在ニーズに対する検索意図は把握できますが、潜在ニーズに対する検索意図は拾えません。
ですから記事を書く際は、潜在ニーズに対する検索意図を補足する必要があります。
今回は、カレーライスを作る途中で、じゃがいもが無いことに気づいて「じゃがいもなしのカレーライス」を作ろうと思った人が「カレーライス じゃがいも」を検索したと想定します。
じゃがいもが無いことに気づいて「じゃがいもなしのカレーライス」を作ろうと思ったから
じゃがいもなしでも美味しいカレーライスを作れそうだから
今日の晩ご飯にカレーライスをリクエストされたから
大好きなカレーライスを美味しいって食べてくれる顔が見たいから
このことから「家族が幸せな気持ちになることをしてあげたい」という潜在ニーズがあることがわかります。
アフィリエイトできる記事へつなげる文章
家族には、いつもと違うカレーライスが新鮮で、夕飯時の話が盛り上がることでしょうね。
食卓を囲んでの家族団らんは、幸せなひと時です。
これを機会に食事のレパートリーを増やしてみてはいかがですか?
ご家族はこれまで以上に、あなたの作った料理を食べることに幸せを感じてくれますよ、きっと。
食材宅配大手の「オイシックス」ではミールキットにレシピも付いてくるので、料理のレパートリーを増やしたいなら試す価値はありますよ。
詳しくは、以下の記事をご覧になってください☟
>>オイシックスのミールキットでレパートリー増やせる?新米ママが回答!
検索して上位の記事を読み込む
検索意図を簡単に調べたいなら「実際にキーワードで検索して上位記事を読み込む」方法も有効。
検索結果1ページ目に表示されている上位記事は、検索意図を満たしているから、上位表示されているのです。
その際、記事に目次があれば、それだけでもざっくり検索意図がわかるはず。
理解しやすいように、まずは目次を見て本文を読むと良いでしょう。
本文を読むときは、以下の内容は最低限読み取ってください。
- どんな読者に向けて
- どんな顕在ニーズに答えているか
また「潜在ニーズを満たす文章」が書かれていたら、読者が気づいていないであろう検索意図の理解に役立てましょう。
ここで、1点注意があります。
検索上位にあるが、検索意図に対する答えが書かれていない記事もあることです。
キーワードに深い関係がある企業や公的機関などの記事。
知識検索サービスの質問を見てみる
検索意図を調べるときに以下のような知識検索サービスでキーワードを検索するのも有効な手段です。
実際にYahoo!知恵袋で「カレーライス じゃがいも」で検索すると、このようにヒットします☟
(出典:Yahoo!知恵袋)
質問者の質問を見てみると、検索意図がはっきりとわかります。
上記からすると「カレーライスにじゃがいもを入れるかどうか」の質問が多いですね。
それが最たる検索意図と考えられます。
ペルソナを設定して考える
ペルソナとは、目的をもって実際にキーワードを検索する人のこと。
ペルソナがおかれている背景は様々であり、キーワードを検索する目的は違うことがしばしばです。
つまりペルソナが違えば、検索意図も違ってくるということ。
上から3番目と一番下の質問は、その他の3つと検索意図が違いますよね。
ここで、Yahoo!知恵袋の質問から判明した、ペルソナと検索意図を以下の表にまとめます☟
ペルソナ | 検索意図(顕在ニーズ) |
---|---|
じゃがいもを買い忘れた人 | じゃがいもなしでも美味しいカレーライスを作れるか知りたい |
じゃがいもが嫌いな人 | じゃがいもの代わりに入れると良い食材を知りたい |
作り置きしたい人 | じゃがいもを入れたカレーライスの作り置きは何日持つか知りたい |
このように「カレーライス じゃがいも」の検索意図はペルソナによって変わってきます。
ですから、まずキーワードを検索しそうなペルソナをリアルに想像して、検索意図を考えるんですよ。
家族や友人などペルソナはできるだけ身近な人に設定しましょう。
想像してください!
家族や友人が「カレーライス じゃがいも」を検索するのを。
検索意図をすべて網羅した記事作り
ここまで検索意図の概念や調べ方を解説しました。
このパートでは、検索意図をすべて網羅した記事を作るポイントをお伝えします。
- すべての検索意図に応える記事作りの手順
- 検索意図を調べる最適な方法
- 再検索されない記事作り
それぞれ解説します。
すべての検索意図に応える記事作りの手順
まずは、すべての検索意図に応える記事作りの手順を以下にまとめます。
- キーワードから考えられるペルソナを複数人設定する
- 一人一人のペルソナの検索意図を推測する
- サジェストキーワード、検索した上位記事、知識検索サービスの質問を見てほかに検索意図がないか調べる
- 上記の検索意図に答えるコンテンツを作る
- 一人一人のペルソナの潜在ニーズまで満たすコンテンツを作る
すべての方法を駆使して検索意図を調べる
検索意図の調査漏れがあると、すべてのユーザーのニーズを満たせなくなってしまいます。
その結果、検索意図に対する答えを得られなかったユーザーは、検索画面に戻ってほかの記事を読むことでしょう。
Googleはそのようなユーザーの行動を計測しています。
そうなると、ユーザー満足度の低い記事とみなされ、SEOで順位が上がりません。
多くのユーザーの役に立つ記事が高い評価を得られるんです。
潜在ニーズまで満たして再検索させない記事
ブロガーはどんなレベルの記事を目指すべきか。
もうお分かりでしょうが、答えは、以下の通り☟
- ユーザーの検索意図にすべて答え、潜在ニーズまで満たす記事
検索意図の中でも顕在ニーズについては、サジェストキーワード、検索上位記事、Yahoo!知恵袋を調査すると容易に分かります。
しかし、潜在ニーズはそれらの方法ではわかりません。
ペルソナを設定して、自分の頭で考えて推測しないと出てきませんよ。
検索意図の調べ方は4つありますが、「ペルソナを設定して考える」方法から取り組みましょう。
なぜなら、はじめに明確に答えが書いてある検索意図を見てしまうと、思考が停止して重要な検索意図を見逃す可能性があるからです。
また、顕在ニーズを調べることに頭がいっぱいで、潜在ニーズを考える余裕をなくすといけないので。
読者に満足してもらい、再検索させない記事を目指してください!
キーワードから検索意図を調べる方法のまとめ
検索意図を把握しないと、記事を書けないことがお分かりいただけたと思います。
以下、この記事の要点です。
- 検索意図はユーザーがキーワードを検索した目的
- 検索意図には顕在ニーズと潜在ニーズがある
- 潜在ニーズは「なぜ」を繰り返してあぶり出す
- キーワードの検索意図は複数ある
- キーワードから検索意図を調べる方法4選
- サジェストキーワードを見る
- 検索上位記事を読み込む
- 知識検索サービスの質問を見る
- ペルソナを設定して考える
- すべての検索意図に応えるコンテンツを作る
- 潜在ニーズまで満たす記事で上位表示を目指す
記事の品質は、検索意図を把握するのに使った時間に比例します。
記事の品質が良いとSEOで上位表示できるので、その分ブログで稼げる確率も上がりますよ。
本記事をブックマークして、記事を書く前に見返してみてくださいね。
※クリックで月5万円稼ぐ仕組みの記事へ