Googleアドセンスを利用するブログ収益化は、初心者ブロガーがまず乗り越えるべき関門と言って良いでしょう。
ただし、最近は審査が厳しくなっているので、合格対策をして申請すべきです。
そんな悩みや疑問がたくさんあることでしょう。
本記事では、Googleアドセンス審査に合格すべく、申請前にチェックする項目を9つ挙げて解説!
また、残念ながら落ちてしまった時の対処法もお伝えします。
この記事の要点は以下の通り☟
- なぜGoogleアドセンス審査が行われるのか
- アドセンス審査申請前のチェック項目9選
- Googleアドセンス審査の申請方法
- アドセンス審査に落ちたときの対処法
この記事の内容を理解してアドセンス審査に申請すればきっと合格できることでしょう。
Googleアドセンス審査の目的
なぜGoogleアドセンス審査があるのでしょうか。
それは、あなたのブログに広告を配信できる状態かどうかを見極めるためです。
Googleは、広告主から依頼された商品・サービスの広告をブログ記事に配信します。
もしも、ブログ記事が成人向けだったり暴力的な内容だったら、広告主からクレームを受けてしまいます。
そんな間違いが起こらないように、広告を載せるのにふさわしいブログかどうかを審査しているのです。
合格は簡単ではありませんが、Googleが求める記事を書いていれば合格できるはず。
苦労して合格を勝ち取れば、喜びもひとしおですよ。
アドセンス審査の合格ポイント9選
このパートでは、Googleアドセンス審査の合格に欠かせないチェックポイントを解説します。
独自ドメインを取得しているか
まず前提として、独自ドメインを取得しているブログで審査に出します。
独自ドメインですから、当ブログ「sugaworld.net」のようにあなた自身が所有するドメイン。
それに対して、「はてなブログ」のような無料ブログの場合、ブログ所有者はあなたではありません。
独自ドメインではないので、無料ブログではアドセンス審査に申請できない(※)のです。
独自ドメインを取得している、あなたが所有するブログで申請しましょう。
※Googleの無料ブログ「Blogger」だけは例外的に認められています。
アドセンスポリシー違反
アドセンスには広告掲載のポリシーが複数存在します。
それらのポリシーに違反する内容の記事にはアドセンス広告を貼れないので、審査申請しても落ちてしまいます。
ポリシー違反となる代表的なコンテンツは以下の通り。
- 成人向け(アダルト全般)
- ギャンブルを推奨すること
- 著作権違反が疑われる内容
- アルコール、タバコ、薬物に関すること
- 武器や暴力的な表現
- 人種差別や他者への誹謗中傷
- 不正行為を助長する内容
- 読んだり見たりすると精神的ショックを受ける内容
これら以外にも気を付けるべきポリシーがありますので、確認しておきましょう☟
ユーザーの役に立つ記事
ユーザーが疑問に思っていることや悩んでいることを解決できる記事をGoogleは求めています。
そのため、あなたの日常を綴った日記のような記事を審査に出しても不合格となるんです。
例えば、ハリアーハイブリッドの新車を検討している人に向けて、以下のような情報を書いてあげるとユーザーの役に立つ記事となります。
- 高速道路や街中走行の燃費を解説
- 付けておいた方が良いオプション装備
- 荷室に荷物を積んだ状況を写真と共に解説
- シートアレンジした状況を写真と共に解説
- 後席に座った際の足元の余裕が分かる写真を載せる
大事なことは、ユーザーが知りたいことを教えてあげる姿勢です。
オリジナリティのある記事
あなたしか書けないようなオリジナリティのある記事を審査に出してください。
いくらユーザーの役に立つ記事であっても、どこにでも書いてあるような記事では不合格となります。
例えば、うさぎの飼い方に関する記事を書くとします。
単にネット上に書かれている記事の内容を寄せ集めて、記事にしてもオリジナリティがないですよね。
実際にあなたがうさぎを飼って、失敗したことをもとに飼い方の注意点など、動画を織り交ぜて書くと良いでしょう。
そんな記事は、ネット上になく、独自性があるので審査に合格しやすくなります。
記事数や文字数とカテゴリー数
記事数や文字数とカテゴリー数について、目安は以下の通り。
- 記事数は、7~13記事
- 1記事の文字数は、2000文字以上
- カテゴリー数は、1~3つ
審査に出す記事数は多すぎず少なすぎないほうが良いです。
具体的には10記事前後。(7~13記事)
0~3記事など、少なすぎるのはコンテンツ不足と判定される危険があるので避けたいです。
また、30記事以上など多数記事で審査に出して落ちた場合、原因を調べるのが大変なので、それも避けたいところ。
ただし、正解はありません。
審査に出す時期にもよりますし、公表されているわけでもないので。
また、1記事の文字数ですが、決まりはありません。
ですが、ユーザーに役立つ記事を書くとなると、2000文字未満になることは無いと感じています。
最後にカテゴリー数について。
カテゴリー数はなるべく少ない方が良いです。
具体的には、1~2つ。
多くても3つですね。
カテゴリーの中の記事が少ないと、薄いコンテンツと判断されてしまうからです。
オリジナル画像を入れているか
記事には画像を入れていきます。
その際、できる限りオリジナル画像を入れましょう。
フリー素材でも悪くはありませんが、オリジナル画像のほうが独自性を評価してもらえるから。
オリジナル画像というのは、例えば以下のような画像を指します。
- スマホで撮った写真
- フリー素材にテキストを挿入した画像
- 画像ソフトを使って最初から自分で作った画像
ただし、著作権で保護されている画像をスマホで撮った写真はNGですよ。
例えば、買った商品のレビューをする場合、著作権で保護されている商品をスマホで撮った写真は貼ってはいけません。
著作権侵害となる可能性がありますから。
買った商品を使って、あなたが創作した物の写真を貼るようにしてください。
どうしても買った商品の画像を読者に見て欲しい場合は、メーカーホームページへの外部リンクを貼って対応しましょう。
「引用」はしないほうがよい
「引用」はネット上の文章や画像などを引っぱってきて記事内に記載することですね。
引用タグでくくって、以下のように記載することが多いですが、やめた方が良いです。
「引用」はネット上の文章や画像などを引っぱってきて記事内に記載することですね。
引用タグでくくって、以下のように記載することが多いですが、やめた方が良いです。(出典:すがわーるど)
なぜなら、著作権侵害となる可能性があるから。
「引用」については、様々な引用要件をクリアしないと違法となります。
それは初心者にはハードルが高いです。
メニューバーをわかりやすく配置する
ブログには様々なメニューバーがありますが、それらをわかりやすく配置しなければなりません。
メニューバーの代表は、ブログのトップページにある、「グローバルメニュー」です☟
これについては、アドセンス審査のお申し込み時の条件として、「操作が簡単でわかりやすくなっているか」(出典:サイトのページが AdSense のご利用条件を満たしているか確認する)とGoogleが提示しています。
運営者情報・お問い合わせ・プライバシーポリシー
運営者情報は非常に重要です。
ブログを運営している人が、どんな人かを明示すると信頼性が増すから。
名前は実名が好ましいですが、ペンネームでも構いません。
ペンネームの場合、SNSアカウントを一緒に載せられると、なお良いですね。
その他は、あなたの人となりがわかるような情報を記載しておきましょう。
お問い合わせ先も明示しておいてください。
Contact Form 7のプラグインを用いて、当ブログのようなお問い合わせフォームを作っておくと良いですよ。
または、SNSのDMやメールでのお問い合わせでもOK。
アドセンス広告を貼る場合は、ブログにプライバシーポリシーの記載が必須。
審査前に作っておきましょう。
当ブログのプライバシーポリシーをもとにあなたのブログにあうように改変すると良いです。
引用タグでくくっておかなくても大丈夫ですが、コピペが気になるなら引用タグでくくっておきましょう。
Googleアドセンス審査の申請方法
アドセンス審査の申請は以下の手順で進めます。
- Googleアカウントの取得or取得済みならログイン
- Googleアドセンスのアカウントを作成
- お客様情報を入力
- 電話番号を認証する
- サイトをアドセンスと紐付ける
- アドセンスの申請が完了
順を追って解説します。
Googleアカウントの取得or取得済みならログイン
Googleアカウントを持っていない場合は、作成をしてください☟
アカウントを持っているあなたは、ログインしたまま次に進みます。
Googleアドセンスのアカウントを作成
Googleアカウントにログインした状態で、Googleアドセンスの公式サイトにアクセスして「ご利用開始」をクリックます。
以下のように、あなたのブログのURLなどを入力して、「AdSenseのご利用を開始」をクリック☟
お客様情報を入力
アカウントの種類を「個人」or「法人」で選んで、「名前と住所」を記入し、「送信」をクリック☟
※この画面で電話番号は任意です。
「名前と住所」は間違いのないよう、記入します。
なぜなら、Googleアドセンスから以下のような封筒が届き、中に記載されているPINコードを報告しないと報酬が振り込まれないので☟
電話番号を認証する
以下のように、電話番号の認証画面が出てきたら、画像のように入力して、認証を受けて下さい☟
電話番号は、+81を頭につけて、090なら90から入力します。
確認コードは、SMSで受け取った方がやりやすいですよ。
なお、認証が済んでいる場合は、電話番号認証画面は自動的にスキップするので気にしなくて良いです。
サイトをアドセンスと紐付ける
サイトをアドセンスと紐付ける作業をします。
まず、Googleアドセンスのコードをコピーします☟
次にWordPressのhead内にコピーしたコードを貼り付けます。
所有しているWordPressテーマで、head内に貼り付ける管理画面があれば、そこに貼るのが簡単です。
例えば、WordPressテーマがJINなら、以下の場所に貼り付けます☟
WordPressテーマの管理画面に貼り付ける場所がない場合は、「外観」☞「テーマエディター」☞「親テーマを選択」☞「テーマヘッダー」と進みます☟
<head>と</head>の間にアドセンスコードタグを貼り付ければよいです。
</head>の直前に貼り付けるのが、わかりやすいですよ☟
最後に「ファイルを更新」をクリックします。
アドセンスの画面に戻って「サイトにコードを貼り付けました」にチェックして、「完了」をクリック☟
「コードが見つかりました」と表示されたら完了です!
アドセンスの申請が完了
審査に合格したら、上のようなメールがGmailに届きます。
届いたらさっそくブログにアドセンス広告を貼っていきましょう!
なお、貼り付けたアドセンス審査用のコードは削除しておきましょう。
そのままにしておくと、意に反して自動広告が配信されてしまうから。
アドセンス審査に落ちた時の対処法
アドセンス審査は、厳しい状況が続いています。
ネット上には無数ともいえる記事があるため、わざわざ品質の低い記事にアドセンス広告を配信する必要がないから。
ですが、落ちても適切に対処すれば合格できますよ。
ここでは、アドセンス審査に落ちたときの対処法を以下の3つについて解説します。
- 役に立つコンテンツと独自性を充実させる
- 改善が難しい記事は下書きに戻す
- 1週間前後の時間を空けて再申請する
役に立つコンテンツと独自性を充実させる
アドセンス審査に落ちる原因で圧倒的に多いのが、記事の品質が低いことです。
低品質な記事の場合、ネット上に公開されることはありません。
当然のようにアドセンス審査にも不合格となります。
あなたのコンテンツが、ネット上にある情報と似たり寄ったりなら、ユーザーに役立つ独自性のある情報をさらに加筆してください。
また、あなたにしか書けない体験談やオリジナル画像も追加しましょう。
とにかく、どこにでもあるコンテンツは、ユーザーにもGoogleにも求められないのです。
今後ブログで稼いでいくつもりなら必須の考え方なので、この機会に練習しておきましょう。
改善が難しい記事は下書きに戻す
低品質だけど、どうしても改善が難しい記事がある場合は、下書きに戻してください。
それがもとで再度審査落ちする可能性があるので、放置せずいったん取り下げておいたほうが無難です。
なお、下書きに戻す記事がインデックスされていなければ下書きに戻すだけでよいですが、インデックスされている場合はインデックスの削除依頼をしましょう。
インデックス削除依頼は、Googleサーチコンソールからページ削除の申請をするだけです。
なお、Googleサーチコンソールの設定方法は、Googleサーチコンソールの設定方法を解説|GA4との連携も!の記事をご覧になってください。
ページ削除の申請手順は以下の通り☟
- Googleサーチコンソールにログインする
- 左側にあるメニューの「削除」をクリック
- 赤いボタン「新しいリクエスト」をクリック
- そのままの状態で窓枠に削除したい記事のURLを入力して「次へ」をクリック☟
- 「リクエストを送信」をクリック☟
- ステータスが「リクエストの処理中」となったら完了☟
1週間前後の時間を空けて再申請する
アドセンス審査落ちの際は、不合格通知から1週間前後の期間を空けて、再申請しましょう。
すぐに再申請をするとシステム的に、はじかれる例が報告されているので。
どのみちブログ開設当初はアクセスがほとんどありませんから、合格が遅くなっても何の影響もありませんしね。
さいごに
アドセンス審査の申請でチェックする項目はたくさんありますが、ブログ運営をしていく上ではごく当たり前のことばかりです。
ブログの基礎を固めるつもりで取り組んでいきましょう。
アクセスがないうちは、どのみち全く稼げませんから、合格が数か月先になったとしても収益に影響はありません。
1つ1つハードルを越えることで、確実に稼ぐスキルは身について行っているので大丈夫。
いつかアドセンス審査に合格した暁には、温泉にでも浸かってゆっくり深呼吸してくださいね。
そんなに頑張ったんだから、たまには休んでもいいんですよ。
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